HOME > 第18回ひろしま・ライスクッキング・コンテスト
JAグループ広島が、ごはんを中心としたバランスのよい“日本型食生活”の推進と“米消費拡大”を目的として開催してきた「ひろしま・ライスクッキング・コンテスト」は、今回第18回目を迎えました。
今年は47校・3,509名が参加してくれました。「いのち」を考えること、いのちを支える「食」の重要性が認識されてきた証だと考えております。
「朝は時間がない」「料理が面倒」等の理由で朝ごはんをつくらない・食べない人がいますが、朝ごはんを食べると脳が活発に働き、集中力がアップすると言われています。さらに、朝ごはんメニューを考えることは思考力アップにつながり、つくることで段取りする力もアップします。
中学生・高校生のうちから脳を活性化するために「朝食をつくる・食べる」習慣をつけ、集中力・思考力・段取り力もアップしてもらいたい。そこで、短時間でできる白ごはんを中心とした栄養バランスの整った朝ごはんメニューを募集しました。
併せて、中学生・高校生が広島県産の食材に興味を持って調理をすることで、地産地消、食と農への理解を促しています。
太陽の光で目覚め、時間に余裕を持って朝ごはんをつくって食べる。
脳が活発に働くためのメニューはどんなのがいいだろう。栄養たっぷりにしたいけれど、朝からそんなに沢山は食べられない。大豆や魚がいいよね、酢の物があるとアクセントになるな、ゴマやみょうがもいいかも、たっぷりの野菜を使って…と、参加者の皆さんが知恵を絞ってつくってくれた朝ごはんは、どれも素晴らしいものでした。
皆さん、日頃から台所に立っているのか、審査員の先生方が見守る中で緊張しつつも、とても手際良くつくってくれました。また、圧力鍋や電子レンジ等を上手に利用している方が多いのも印象的でした。
これからも、朝の時間を大切に、おいしいごはんで一日元気に過ごせるメニューを考えてくださいね。
今回の応募数は、以下の通りでした。
「第18回ひろしま・ライスクッキング・コンテスト」の最優秀賞には、進徳女子高等学校3年:松田葵さんの「脳に栄養パワー!!幸せたっぷりごはん」が輝きました。
脳に良いと言われているゴマを、栄養成分を摂りやすくするために魚の上に“かける”のではなく“まぶして加熱”したり、和え物に大豆とアーモンドを入れることで脳に元気パワーを与えられるように工夫が凝らされています。卵焼きにはしらすを加え、朝から食欲がわくように、あんでとろみをつけたのも松田さんのこだわりです。
「食材については、脳の活性化に良いものを調べて使いました。普段から広島県産の食材を意識して使うようにしています。いろいろ試作してレシピを考えたので、最優秀賞に選ばれ嬉しい。将来は管理栄養士になりたいです。」と話してくれました。