バランスのよい食生活の目安として、厚生労働省が推進する健康作り運動「健康日本21」では、1日350g以上の野菜を食べることを目標に掲げています。しかし、どの年代においても、その摂取量は350gに達していないのが現状です。
そこで第11回ひろしま・ライスクッキング・コンテストは、1回分にあたる120gがどのくらいの量かを把握して積極的に摂取するきっかけとするため、特に「野菜」にスポットを当てた献立づくりをテーマに掲げました。
最優秀賞のJAグループ広島賞には、広島県立湯来南高校3年の枝折利沙さんの作品が選ばれました。
実りの秋、祖父母が送ってくれる採れたての新米を食べるたびに「日本人に生まれてよかった」と思うという枝折さんは、コンテストでも祖父母の作った米で「山菜たきこみごはん」を調理。
地元湯来町の砂谷牧場でとれた牛乳を卵焼きに使うなど、地産地消にもこだわりました。
「家で作っているものはスーパーで買うものとは全然違い、味が濃く、新鮮でおいしい。おじいちゃん、おばあちゃんの体調を考えて、油を控え、食材を食べやすく切り、野菜中心の低カロリーなお弁当にしました。」と語ってくれました。