第30回JA広島県大会決議
JAグループ広島の存在意義
JAグループ広島の存在意義
協同活動と総合事業で食と農を支え、豊かなくらしと活力ある地域共生社会を実現する
- JAグループ広島は、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、組合員の農業経営と生活に寄り添い、一体的に支援する協同組合組織です。
- 協同組合は、組合員のくらしに根ざしたニーズに基づきながら、活動や事業の展開を通して、一人ひとりでは実現困難な組合員の思いや願いを実現していく組織です。組合員・地域住民・役職員がともに力を合わせて取り組む「協同活動」により、組合員の願いの実現・課題解決をはかります。
- JAグループ広島は、営農指導、農畜産物の販売、農業生産資材の購買等の農業関連事業を軸としながら、信用事業・共済事業、生活関連事業など、組合員の様々なニーズに応じた総合事業を営み、組合員・地域住民に一体的に事業を提供します。
- JAグループ広島は、地域の仲間との連携により、地域共生社会の持続的発展を支えます。
JAグループ広島のめざす姿(2030)
❶ 持続可能な農業の実現
消費者の信頼や実需者のニーズにこたえ、平時からの食料安全保障の確立に向けて、安全で安心な農畜産物を環境に配慮しつつ、安定的に供給できる持続可能な地域農業を確立し、農業者の所得増大を支える姿。
❷ 豊かでくらしやすい地域共生社会の実現
総合事業を通じて地域の生活インフラ機能の一翼を担うとともに、様々な活動を通じて、多様な関係者と連携し、協同の力で豊かでくらしやすい地域共生社会の持続的発展に貢献している姿。
❸ 協同組合としての役割発揮
次世代や地域共生社会の構成員とともに、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、経営の健全性を確保し、役割を発揮している姿。
基本的考え方
(1) 組合員・地域共生社会に提供する価値の最大化
JAグループ広島の提供する価値である持続可能な農業振興の実現を通じた食料安全保障の確立への貢献、組合員のくらし・地域共生社会への貢献の最大化をはかる。
(2) 協同活動と総合事業の好循環による価値提供を支える組織基盤・経営基盤の強化
「協同活動と総合事業の好循環」を通じて、組合員との関係強化・仲間づくり、持続性のある経営を実現する。
(組織基盤強化・経営基盤強化)
JAを支える協同組合らしい人づくり・働きやすい職場づくりに取り組む。
(3) 社会的な潮流・要請への対応
国際協同組合年をふまえ、協同組合の役割や価値に対する理解の醸成をはかる。
社会的潮流をふまえ、「JAグループ広島SDGs取組方針」に基づく持続可能な社会の実現に資する取り組み、デジタル技術の活用をすすめる。
※基本的考え方(2)、(3)の実践により、(1)の「持続可能な農業振興の実現を通じた食料安全保障の確立への貢献」と「組合員のくらし・地域共生社会への貢献」を通じて、組合員・地域共生社会に提供する価値の最大化を実現する。
JAグループ広島の方針
5つの取組戦略と重点目標
1.地域農業振興の実践【食料・農業戦略】農業所得の増大
担い手の確保や農地維持、生産力・販売力の強化等により農業生産基盤を支え、農業所得増大を実現し、地域農業振興に貢献します。
2.豊かなくらし・地域共生社会の活性化への貢献【くらし・地域活性化戦略】くらしに寄り添う接点創出
協同活動と総合事業の好循環を通じて、組合員のくらし、地域共生社会の活性化・地域コミュニティの持続的発展に貢献します。
3.JAの仲間づくり【組織基盤強化戦略】組合員の事業利用拡大
組合員との関係強化をはかり、地域に根ざした協同組合として互助の力をさらに発揮できる仲間づくりに取り組みます。
4.健全・強固な経営基盤の確立【経営基盤強化戦略】事業収益性の向上
持続可能な経営基盤の構築と健全な組織・業務運営により信頼される組織づくりにつとめ、職員が働きやすい職場と人材育成に取り組みます。
5.農業・JAへの理解・共感の醸成【広報戦略】行動変容に向けた情報発信
食料や農業、JAグループ広島への県民理解醸成や、消費者・実需者の地産地消への行動変容に向けた情報発信取り組みます。