広島県内農業ニュース

再開発ビル「エキシティヒロシマ」に「旬屋」オープン

2017.02.21
県内農業

 広島中央・旬屋オープンJA広島中央管内の朝どり野菜をはじめ、青果物を販売する「旬屋」が広島駅南口Cブロックの再開発ビル「エキシティヒロシマ」内にオープンした。オープン初日の10日、「東広島市の新鮮野菜」のシールを付けた白ネギやハクサイ、コマツナなどがJAから運び込まれ、売り場に並んだ。

 旬屋は、青果物の仲卸業を営む株式会社青果物配給センターの直営店。再開発前の愛友市場に店舗を構えてきたが、駅前再開発計画により、同ビル1階にある「愛友ウォーク」エリアに移転オープンした。高層ビルにありながら、親しみやすい店舗づくりにこだわる。店舗スタッフが青果物の卸売業で培った知識と経験で、野菜のおいしさや旬、食べ方を顧客に説明し、コミュニケーションを図りながら販売する。

 JAは、東広島市西条町と八本松町の生産者が栽培する農産物を同社に直接納品することで中間コストを抑え、農家所得の向上につなげている。同店の他、そごう広島店の直営店にも出荷し、鮮度にこだわり差別化を図る。

 旬屋の営業時間は午前9時~午後6時で、定休日は日曜・祝。

 同社の中村辰弘副社長は「生産者にとって少しでも有利な方法で販売していきたい。新店舗でも対面販売でファンを増やしていきたい」と意気込む。

(広島中央)