応援パネルディスカッション
新しい広島県農業を、次代へ引き継ぐために
コーディネーター
パネリスト
- 広島県農林水産局 局長 寳来 伸夫 氏
- 広島経済同友会 代表幹事 森信 秀樹 氏
- 生活協同組合ひろしま 理事長 小泉 信司 氏
- JA広島中央会 専務理事 坂本 和博 氏
- 田中
- 私は皆さんの今日の発表を聞いて、広島県の農業が少し変わった印象を受けました。そこの所も含めて、パネリストの方にお話を伺ってみましょう。
- 寳来
- 私も今日の農業者、高校生の方には圧倒されました。発表は大きく分けて二つの種類がありましたが、いずれも自分の農業に対する夢や自信、熱い思いと言うものが伝わってきました。だからこそ、県の農政が本当にみなさんのお役に立っているかどうかも含めてしっかりと検証し、JAさんと一体となって元気のある広島県農業のための役割を果たしていきたいと思います。
- 森信
- 私たちは企業という立場から、広島県の農業の発展のために様々な取り組みをしていますが、広島アグリサポーターもその一つです。これは皆さんが何か困ったことがあれば、どうぞ私たちの知恵やネットワークを使ってくださいというものです。例えば農業法人を設立したい、新しい販路を開拓したいなど、ご遠慮なく手を挙げてください。私たちにできることがあれば、しっかりと応えていきます。
- 小泉
- 生協は30年以上も前から「産直」に取り組んでいます。それは「産地直送」ではなく「産地直結」です。一番重要なのは、組合員のみなさんと生産者のみなさんが、しっかり交流し、お互いが理解し合ったうえで事業として成り立つということです。これからも、より生産者団体のみなさんとの提携を深め、事業を通じて少しでも農業の発展に貢献できたらと考えています。
- 坂本
- 先程の発表を聞いて、改めて広島県の農業はすごいことをやっているなと感じました。同時に、農業者だけの力では、これからの新たな環境変化に対応するのは難しいとも感じました。一刻も早く様々な所と連携し、新たな取り組みをしていく必要があります。若い農業者の意欲をしっかりと支援し、広島県全体の動きとしていかなければなりません。それを果たしていくのがJAの役割であり使命だと強く実感しました。
- 田中
- 私は、今回の活動報告を聞いて、特に若い力が新しい技術を伴いながら育っているなと非常に印象づけられました。ただこれは、まだ点のような存在なのかもしれません。皆さんの力で、さらに大きなうねりを作り上げ、広島県の農業を本当の意味で変えていきましょう。