広島県内農業ニュース
【広島市】地域を越えた交流で農業を発展 JA YOUTH 広島市圃場見学受け入れ
2023.11.29
県内農業
JA YOUTH広島市とJA広島市広島菜漬センターは11月中旬、中国・四国地区農協青壮年組織協議会の要請を受け、盟友2人の圃場と広島菜漬の加工施設の見学を受け入れた。
これは同協議会の盟友の自己啓発による意識の向上をはかり、今後の組織活動の強化を目指し、2023年度 中国・四国地区JA青年大会で視察研修を実施。90人を超える参加者が4チームに分かれ同YOUTHの西坂和真委員長の「西坂農園」と上村隆介盟友の「上村農園」、同JAの広島菜漬センターを見学した。「西坂農園」では、コンピューターで管理されたハウスで栽培される47㌃のトマトや40㌃のイチゴ、菌床栽培で育てられるシイタケなどを見学。「上村農園」では、宅地化の進む地域で伝統野菜の広島菜を栽培する圃場と若手農家で結成した「川内若農家の会」が広島菜の知名度を上げるために取り組む「ミニ広島菜」を、また広島菜漬センターでは広島菜を漬け込む一連の流れを見学した。
参加した山口県で葉物野菜を栽培する福田竜男盟友(47)は「多くのことを学んだが、それ以上にたくさんの刺激を受けた。組織に所属していなければできない経験」と話す。同YOUTHの西坂委員長は「地域を越え交流し、切磋琢磨しながら農業を守り発展させていきたい」と語った。