広島県内農業ニュース
【広島市】生産者の意欲向上へ JA広島市管内産のコマツナが商品化
2023.11.15
県内農業
JA広島市では、JA全農ひろしまと直販事業の一体化運営を強化しており、販売企画マネージャーが市場や量販店との情報交換をもとに地区担当の営農指導員と連携し、新たな販路拡大や既存取引の拡大を図り、農家所得の安定と増大に取り組んでいる。
取り組みの一環で、同JA管内産のコマツナを使った「広島県産小松菜とツナのピリ辛ゴマ油和え」が10月中旬より、株式会社セブン-イレブン・ジャパンで発売中。地元農産物の商品化は、生産者の生産意欲向上につながっている。
同社では、地元食材を使用した商品を開発し販売する「地域フェア」に取り組んでおり、当JAからはコマツナを提案し、商品化が実現した。これまでにも同社から、同JA管内産のコマツナを使用した総菜が商品化されている。
「広島県産小松菜とツナのピリ辛ゴマ油和え」に使用されたのは、広島県が県産農林水産物の販路開拓として支援する「広島県産応援登録制度」に登録されている「JA広島市の直販小松菜」だ。
生産者の今津壮生(41)さんは「自分が作ったものが商品化され大きな喜びを感じた。食べた方からの反響も多くあり、生産の意欲、活力につながっている」と笑顔で話した。同JA販売企画マネージャーの峠元昭彦係長は「管内生産者の農産物が目に見える形で商品化され、店頭で販売されることは非常に励みになる。多くの方に管内農産物の魅力を知ってほしい」と力を込めた。