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【JA三原】佐木島レモン団地 第3ほ場完成で3.2㌶に拡大

2023.02.28
県内農業

 JA広島果実連とJA三原は2月中旬、三原市の佐木島で整備を進める担い手育成の拠点「レモン団地」の第3ほ場でレモン苗木を植え付けた。耕作放棄地の解消や担い手育成、経営の効率化による果樹生産の活性化をはかるため、2018年から団地の整備を進め、これまでに植え付けた第1、第2ほ場と合わせ約3.2㌶の規模となった。

 佐木島果樹産地活性化協議会の会員も含めた21人が参加し、1㌶に約300本の苗木を定植した。第3ほ場は22年まで急勾配の荒地で、木の伐採から始め、重機で均し、1ヵ月かけて整備。担い手による管理を見据え、軽トラックや機械で効率よく作業しやすいよう、6㍍間隔で畝を作るなど一面化と作業道を十分に確保した。

 広島果実連の福本和典センター長は「佐木島のなだらかな地形を活かして産地を活性化させることで、担い手を増やし、島の人口増加にもつなげていきたい」と話した。

 今後10㌶を目標に整備を進めていく。