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【JA呉】バケツ稲初挑戦で快挙 作文とW受賞 湊沙奈さん

2022.11.29
県内農業

 JAグループ広島が企画した「バケツ稲づくりインスタグラムキャンペーン」がきっかけでバケツ稲づくりに挑戦した呉市の湊沙奈さん(11)は、栽培の様子をインスタグラムに投稿し、準グランプリ賞を受賞した。また、バケツ稲づくりで感じたことを作文に書き、JAグループが主催する「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールに応募。県コンクールで特選作品に選ばれ、W受賞した。

 湊さんは、母親の勧めで4月から自宅のベランダで栽培をスタート。毎日、学習ノートに稲の成長過程を書きとめ、インスタグラムへの投稿は母親がサポートした。「バケツで稲が育つのか。こんな小さな籾から芽がでるのかと不思議だった」と振り返る。芽出し、苗の植え付けと管理し、夏には稲の花を見ることができた。

 作文には、「バケツ稲から学んだこと」と題し、稲の細かな成長過程や発見、苦労したことを記した。「天候に左右され、中干しのタイミングが難しかった」と話し、手のひらいっぱいに収穫できた喜びを感じたという。

 19日には、自身もバケツ稲づくりに取り組んだタレントの松本裕見子さんが、湊さんに賞品を手渡した。

 湊さんは「地域にある田んぼを見て、自分の稲と置き換えて考えるようになった。来年は土の量を考えて、また挑戦したい」と笑顔だった。