広島県内農業ニュース

【JA広島中央会】子ども食堂に梨300個寄付 親子で梨狩り

2022.09.27
県内農業

 JA広島中央会は25日、世羅町の世羅大豊農園でNPO法人広島子ども食堂支援センターが募集した親子30人と梨狩りを通じて交流し、梨「豊水」300個を同センターに贈った。子どもたちに県特産の旬の果実を味わってもらい、農業のファンづくりにもつなげる。

 同センターへの寄付は2020年に続き2回目。広島中央会がオーナーとなっている同園の梨が収穫期を迎え、役割や需要が高まっている子ども食堂へ贈った。20年はコロナ禍で子どもたちとの収穫を見合わせ、21年は梨の不作により中止となっていたが、今年は旬のおいしさはもちろん、収穫の喜びも感じてもらいたいと感染対策を徹底して開いた。今年は台風の被害もそれほどなく、糖度が高く、みずみずしく仕上がっていると農園関係者は太鼓判を押す。親子は収穫を楽しみ、その場で味わった。

 広島市の森島小枝さん(12)は、「甘くておいしい。簡単に取れておもしろかった。また来年も参加したい」と喜んだ。