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【JA庄原】地元組織と連携深め 地域活性化に一役 売り上げ活動に寄付 JA庄原女性部比和支部

2022.07.20
県内農業

 JA庄原女性部比和支部は、地元と連携した活動で、高齢化が進む庄原市比和町のにぎわい作りに一役買う。7月上旬には、同市社会福祉協議会や比和自治振興区などと、バザー「ひわのうまいもんでぇ~」を初めて開いた。他組織との共同で活動の輪を広げ、地域の社会福祉の充実にも貢献する。

 同支部は、就労支援に取り組む同協議会北部地域事務所と昨年から連携する。活動に合わせて月一回、比和ふれあいセンターで、昼食を販売。部員がおこわや炊き込みご飯などを準備する。

 同町の65歳以上の人口は、6月末現在で56%を超え高齢化が進む。合同での活動がきっかけで、女性部員が催しを提案。今年度、同協議会や自治振興区、行政などと「比和元気づくり実行委員会」を立ち上げ、準備した。

 北部地域事務所の鹿川晴美次長は「JA女性部は積極的で、一緒の活動で地域が盛り上がる。経験豊富な部員が多く、地域課題の共有や解決に向けたヒントを得ることもできる」と話す。

 バザーには、延べ21人の部員が「比婆牛入りおこわ」330食を用意した。部員が作った手芸品なども販売。売り上げの一部は、福祉作業所と自治振興区の就労支援活動に寄付した。

 JA女性部の松永和子支部長は「地域ぐるみの活動で、部員の意欲も一層高まる。連携を深めて活動の輪を広げ、地域を元気にしたい」と意欲を見せる。