広島県内農業ニュース

【JA庄原】ダイコン規格統一 順調な出荷続く 高野町野菜組合だいこん部会

2022.07.05
県内農業

 県内最大のダイコン産地の庄原市高野町で夏ダイコンの出荷が本格化した。5月の少雨などで初出荷は平年より5日ほど遅れたが、生育や品質も良好でほぼ順調に進む。同町野菜組合だいこん部会は28人が約40㌶で栽培し、11月下旬までに平年並みの1200㌧の出荷を計画する。

 27日には、高野農畜産物集出荷貯蔵施設で目合わせ会と出荷協議会を開き、生産者17人が参加した。市場担当者、JA庄原職員らと、出荷955ケースからA品を中心に長さや太さ、品質などの規格を確認。計量器でダイコンの重量を調べた。

 会議では、市場担当者が情勢などを報告。葉の長さ、曲がりの規格徹底やFG袋(個別包装)での有利販売など協議した。部会長の天根公昭さん(58)は「個選共販は出荷規格の統一が重要。基準を高位統一し『夢産地たかの』の良質なダイコンを届けたい」と話した。

 同町のダイコンは、早朝から収穫し、鮮度を保ち出荷し、市場の評価も高い。JAなどはコンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパンに総菜の原料として提案する。