広島県内農業ニュース

【全農ひろしま】ラブベジ「広島県産野菜」×「メニュー提案」で県民の野菜摂取を促進

2022.06.14
県内農業

 JA全農ひろしまは、味の素が展開する野菜の摂取を促進する「ラブベジ」の取り組みに賛同し、1日、同社とイズミとともに広島県庁を訪れ、湯崎英彦知事に取り組みを報告した。
 
 県と味の素は、県産野菜を使ったレシピを掲載した「ラブベジメニューブック」を作成。調理によって野菜の魅力や栄養素を引き出すメニューを提案し、湯崎知事のメッセージも掲載。行政と一体となって健康増進を後押しするとともに、地産地消の拡大につなげる。
 
 湯崎知事は、「たくさんの野菜が摂れる素晴らしいレシピ。味良し、体に良し、農家にも良しの『三方良し』の取り組みであるため、県民の皆様にこの冊子を手に取って料理をしてみてほしい」と呼びかけた。
 
 同メニューブックは県内のゆめタウン、ゆめマートなど29店舗に設置。JA全農ひろしまは、同店舗と連携し、県産野菜の供給に力を入れる。
 
 広島県民の野菜摂取量平均は、約252㌘/日で、厚生労働省の推奨する目標値の350㌘/日に大きく不足。取り組みを通して、野菜摂取の重要性を県民へ訴える。
 
 全農ひろしまの水永祐治県本部長は「消費者の地産地消を意識した行動が、生産者の生産意欲を高め、野菜の生産拡大につながる」と期待する。