ＪＡ全農ひろしまの「広島血統和牛元就」が「ザ・広島ブランド」に認定され、１５日、広島市で開かれた認定式に出席した。畜産部の恩田健部長が同市の松井一實市長から認定証書を受け取った。

　恩田部長は「歴史と伝統を継承した『広島血統和牛元就』を、さらに消費者に愛されるブランドになるよう取り組む。また、飲食店への普及拡大に努めるとともに、和牛生産者の所得向上につなげたい」と力強く語った。

　「ザ・広島ブランド」は２００７年に創設。広島の特産品で特に優れたものを同ブランドとして認定し、広くＰＲすることで知名度を高め消費拡大を図る。また、広島のイメージを向上させ、地域経済の活性化および誘客の促進を図ることを目的とする制度。２０年度までに９１品が認定され、２１年度７品が加わった。

　全農ひろしまは、同市のふるさと納税やイベントを活用し、販売拡大、付加価値の向上を図っていく考えだ。