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【JA福山市】営農指導体制の充実・強化を図る 土壌の「見える化」で積極的な営農指導
2022.04.26
県内農業
JA福山市は2022年度、水稲・野菜の栽培管理や、営農指導の年間課題実践報告など、年9回の研修を予定し、営農指導担当者のレベルアップを目指す。営農指導員や担当者が受講予定で、出向く営農指導体制の充実・強化を図る。
20日には、第1回の研修を福山市の「食と農の交流館」で開き、各グリーンセンターの営農指導担当者など14人が受講した。水質測定器メーカーのハンナ インスツルメンツ・ジャパン(株)を講師に、今年度よりグリーンセンターへ導入するpH・ECの土壌診断機器について、講義と実習を交えて実施。農業におけるpH・ECの重要性や、機器を土壌に挿す測定方法などを学んだ。また、土壌の状態を数値で「見える化」することで、安定したほ場管理や効率化、適正施肥による生産コストの低減などにつなげていく。
JA営農経済部組合員課の谷本慎治課長は「出向く営農指導体制の充実・強化として、積極的にツールを活用し、農業者の所得増大・農業生産の拡大を目指したい」と話した。
JAでは研修の他、水稲展示ほ場巡回や病害虫発生状況の定点調査などを実施する予定だ。