ＪＡ三原は１３日、三原市高坂町で「白ネギ農業塾」を開講した。生産販売を目指す農家６人が参加。生育条件や栽培管理、栽培時の注意点などの講義の他、施肥や植え溝を掘る作業と簡易移植機を使ったチェーンポット苗の定植などの現地実習を行った。

　農業塾の開催は今年で４年目。知識と理解度をより深めたいと第１回目から毎年参加する生産者も多い。

　白ネギは、ＪＡグループ広島が県域重要品目に定めており、堅調な市場需要のもと県内でも生産が拡大している。ＪＡ三原でも、２０１９年度から振興品目として生産者数、生産面積ともに拡大に取り組んでいる。

　経済部営農課の林康輝課長は「白ネギの産地化を目指すため、今後も農業塾を開き、生産者の育成に取り組む」と話した。