広島県内農業ニュース
【JA広島市】地産地消のクレープ販売 JA広島市管内産小豆など使用
2022.03.22
県内農業
広島市中区の紙屋町シャレオにあるバナナジュース専門店「Natural BANANA(ナチュラルバナナ)」は3月1日から、広島県内産の農畜産物などを使って地産地消にこだわったクレープの販売を始めた。
「地元生産者のために価値あるものを提供したい」という思いから、JA広島市管内で生産される小豆や「砂谷牛乳」、県産の卵、小麦粉、ハチミツ、藻塩などを使い、生産者の想いを包み込んだナチュラルクレープを完成させた。
8種類のクレープを商品化し、バターを塗り込んだクレープ生地にたっぷり粒あんをのせた「小倉バター生クリーム」には、同JAが2020年から生産者やJA全農ひろしまなどと取り組む「ひろしま小豆プロジェクト」を通じて生産された小豆を使用している。
同店を運営する源の山口大介代表取締役は「この小豆は優しい甘さが特徴。できるだけ小豆本来の味を味わってもらうため、極力砂糖を使っていない。小豆が好きな方にも苦手な方にも満足してもらえるクレープに仕上げた。生クリームとの相性も抜群」とPRする。
同JAでは、遊休農地の活用や生産者手取りの確保などを目指し、同プロジェクトに取り組んでおり、営農経済部の和田信幸技術主幹は「管内産小豆のおいしさを多くの方に味わってもらいたい」と期待する。
「小倉バター生クリーム」は1個580円(税込)。問い合わせは、同店(電)082-546-3173