広島県内農業ニュース
【JA広島中央】日本の食、魅力発信/オーストラリアの高校生と交流/広島県立西条農高
2021.10.26
県内農業
広島県立西条農業高校の生活科の3年生39人が18日、オーストラリアのコリンダ州立高校で日本語の授業を受けている生徒らとリモートで交流をした。食をテーマに交流し、自国の文化を発信する力を養うとともに、日本文化の魅力を再確認した。
両校は県教育委員会とオーストラリアのクイーンズランド州の教育省の連携で、今年から交流を開始。1学期には「食のマナー」をテーマに交流した。今回は、西条農業高校の生徒が、グループごとに日本の食の魅力を英語で発表。味噌汁、おにぎり、和菓子、お月見を紹介した。和菓子のねりきりを作る動画を紹介すると、コリンダ州立高校の生徒らが歓声を上げるなど、交流を楽しんだ。また、コリンダ州立高校の生徒はオーストラリアのミートパイやバーベキューを紹介。両校の生徒は、互いの国の伝統的な食べ物や、一番好きな日本食について質問し合い、学びを深めた。
司会を務めた田川綺夏さん(18)は「オーストラリアの文化にあまり馴染みがなかったが、興味を持つきかっけになった。コミュニケーションをとる中で英語への自信や意欲が高まった」と振り返った。山本唯教諭(27)は「異文化交流をする中で視野を広げてほしい」と話す。