広島県内農業ニュース
【JA呉】地域見守り 住民助ける
2021.09.21
県内農業
JA呉は、安心して暮らせる地域社会を目指して、高齢者などの見守り活動をしている。2020年12月に呉市と「呉市高齢者等見守りネットワーク」協定を結び、日常の事業活動を通じて高齢者や障害者などの異変や必要とする支援を早期に発見、対応する。
9月上旬、同JA高須支店購買担当の上瀬和子職員(53)と総合渉外担当者の遠藤悠作主任(39)が、担当地区に住む一人暮らしの高齢女性(80代)の異変に気付き、民生委員、同市担当課へ連絡した。上瀬さんが米の宅配で女性宅へ電話したところ、いつもと違う様子であったため、遠藤主任が訪問し、確認した。
遠藤主任は「自分の祖母のことと思い、気づいたら行動していた。話し方や行動がいつもと違っていた」と振り返る。
JAの三戸正宏組合長は「JAは高齢者などと接することが多い。今後も誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、利用者、地域住民に目を配り、見守り活動を続けていく」話した。
同協定は、JAの他、新聞販売店や電力会社、銀行など18の事業者が結んでいる。