広島県内農業ニュース

庄原実業高校生徒が和牛を対面販売

2013.10.29
県内農業

 県立庄原実業高校の生物生産学科動物生産類型で学ぶ3年生7人の生徒は18日、庄原市内のAコープしょうばら店で、自分たちが育てた和牛「元気牛」の牛肉を対面販売した。地産地消の一環でAコープが企画。A4ランクに格付けされた牛肉は、すきやき用やカルビ焼肉用として店頭に並んだ。地域の高校生が育てた牛肉とあって、店内には多くの買い求める客が訪れた。

 生徒らは、緑色の法被やエプロンを着用し、「実業牛です」「おいしいので買ってください」と元気よく来店者に呼び掛けた。同校では、授業の一環で子牛から和牛を育て、無事に出荷させることを授業の目的としている。生徒たちは愛情込めて世話をし、世話をする生徒も牛も元気が良いことから和牛は「元気牛」と名付けた。

 今回販売した和牛の世話を担当した藤原公二郎さん(17)は「A4ランクで脂肪交雑がきれいに入った。接客を体験して、買ってもらえたときはとても嬉しく、育てたかいがあったと感じた」と喜びを話した。

(庄原)