広島県内農業ニュース

【JA佐伯中央】住みよい地域へ思いやりの輪を シトラスリボンプロジェクト

2021.08.24
県内農業

 JA佐伯中央女性部は、コロナ禍による差別や偏見をなくすための活動「シトラスリボンプロジェクト」に賛同し、リボン作りに取り組んでいる。以前のような”集まる活動”が制限される中、部員たちがそれぞれの場所でできる”新たな活動”を模索し、同プロジェクトに注目した。
 プロジェクトは2020年4月に愛媛県の有志が始めたもので、県特産の柑橘をイメージしたシトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」や「おかえり」の気持ちを表す活動。リボンやロゴの3つの輪は、地域、家庭、職場をそれぞれ表現している。
 同女性部は21年5月からリボン作りを始め、各支部から約1000個のリボンが集まった。8月上旬には廿日市市のJA広島総合病院を訪れ、刺繍糸を使ってのれん風にアレンジしたリボンを病院のロビーに展示した。今後は同市や大竹市の役所、JA各支店にも展示する予定。
 西本タツ子女性部長は「部員たちが優しい気持ちを込めて作った。多くの方の目に触れ、差別や偏見のない思いやりの心が広がってほしい」と呼びかけた。