広島県内農業ニュース

【JA広島中央】大和いも出荷

2020.12.10
県内農業

 

 三原市大和町で特産の「大和いも」の出荷が始まった。地域の特産品の一つで、大和いも生産組合と市、JA広島中央が一体で生産振興に取り組んでいる。今年は7月の長雨で生育が心配されたが、肥大が順調に進み、大きさ、品質ともに上々のできとなった。12月中旬まで、1.5㌧の出荷を見込む。
 「大和いも」は強い粘りと、こくのあるうま味が特徴。栄養価も高く、消化が良いことで知られる。町名の「大和(だいわ)」を「やまと」とかけた「大和(やまと)いも」のブランド名で知名度向上を高めている。
 同生産組合は15戸が80㌃で栽培する。組合員が全圃場を視察巡回する研修会を栽培期間中に2回開いて栽培技術を統一。良質生産に取り組む。
 JAの集荷場では、営農指導員が1個ずつ品質を確認し、3等級と3階級に選別する。JA広島中央のギフトとして全国に発送する他、JA産直市「とれたて元気市となりの農家店」などで販売する。
 同生産組合の和氣賢二郎組合長は「栄養価の高い自慢の大和いもを多くの人に味わってもらいたい」と自信を見せる。