広島県内農業ニュース
【JA三原】深町特産西条柿 出番
2020.10.15
県内農業
JA三原管内の三原市深町では、10月上旬から特産の「西条柿」の出荷が始まっている。
西条柿は渋柿で、縦長の果形と黄緑色の着色、脱渋後の甘みが強く食味が良いのが特徴。
通常はドライアイスを用いて渋抜きを行うことが多いが、深町の西条柿は、アルコール35%の焼酎を使い、真空パックで4日程度置くことでより甘みが引き出され、風味豊かで舌触りが滑らかに仕上がる。
今年は高温少雨の影響で少し小玉傾向となったが、出荷量は2.5㌧と平年並みで、色や糖度も良好。
深町落葉果樹生産出荷組合の為清隆美組合長は「今年も良質な西条柿に仕上がった。こだわって作ったこの味を、ぜひ多くの方に食べてもらいたい」と自信を見せる。
出荷は10月下旬まで続き、11月上旬からは「富有柿」の出荷も始まる予定。