広島県内農業ニュース

児童が栽培したジャガイモが学校給食に登場

2013.10.08
県内農業

 安芸高田市立美土里小学校5・6年生が栽培し収穫したジャガイモが、市内の幼稚園と保育所、同校の給食で「肉じゃが」に調理され配膳された。

 各学年が農業体験学習を行い、ハブソウ、広島菜、サツマイモなど様々な農産物の栽培に取り組んでいる。授業では、JA広島北部の職員が安全・安心な栽培を指導。児童は地域の農産物について学ぶことはもちろん、育てる喜びや食べることの大切さを学んでいる。

 学校給食に使われたジャガイモは、5・6年生50人が4月に定植し、7月中旬に収穫したもの。8月には、市内の保育所と幼稚園に配膳され、9月下旬には同校の学校給食で全学年に配膳された。ジャガイモの栽培に携わった教諭は「自分たちの学校で収穫したジャガイモが配膳されるということで、児童もこの日を心待ちにしていた」と話す。給食の時間には、ランチルームに全学年が集り、クラスの代表者が献立に使われた食材やどこで生産されたものがなどを紹介している。

 6年生の立川倖太君(12)は「ジャガイモの栽培は初めてだったが、大きく育って嬉しかった。いつも食べるジャガイモよりおいしく感じた」と話した。

(広島北部)