広島県内農業ニュース
組合員からJAへの課題や要望を聞き、事業運営
2019.11.28
県内農業
JA広島北部は4月から第5次総合3カ年計画に取り組んでいる。「出向いて、聴いて、実践」をテーマに、組合員や地域住民との話し合いを重視し事業に当たる。農家への訪問や各地域の女性部との対話交流会、毎月第3土曜日の訪問活動での情報収集など積極的に行動する。
20日、安芸高田市高宮町の高宮田園パラッツォで支店別懇談会を開き、同町の組合員41人が参加した。自己改革の進捗や9月末までの事業実績を報告。今後、自己改革の取り組みを加速させることを確認した。
小田良則組合長は「組合員の声を拠り所として、組合員と共に自己改革を進める」と意気込みを語る。
懇談会は26日まで全8支店で開かれ、組合員からの意見を事業に繋げていく。
(広島北部)
JA三原は、組合員からJAへの課題や要望を聞き、事業運営に反映しようと役員による担い手訪問を実施している。認定農業者や集落営農法人などを対象に取り組みを進める。
11月中旬、西原常雅組合長らが水稲経営をしている集落営農法人「(農)あぞうばら」と「(株)ライスはただ」を訪問し、意見交換をした。
2018年7月の豪雨災害からの復興支援事業や農産物販売の強化方針などの取り組みを説明した他、同法人からは中山間地域の農業振興に対する期待や生産コストの削減などに積極的に取り組むよう要望があった。
西原組合長は「いただいた要望や意見をJA事業に反映していき、自己改革を実践する」と話した。
役員による訪問と合わせ、今後は、同JA営農指導員や融資担当者などの実務担当者による訪問も強化し、組合員の声を聞く運動を進めていく。
(三原)