広島県内農業ニュース

強盗、特殊詐欺 未然に 全54店舗支店長が参加し防犯訓練

2019.11.21
県内農業

 JA広島市は、危機管理態勢の充実に向け、広島県警察による金融防犯訓練および特殊詐欺防止にかかる声掛け訓練をした。全54支店の支店長を対象に、4回に分け実施。

 12日に広島市安佐北区のJAあさひが丘支店で行い、8支店の支店長らが参加した。
 強盗犯役が同支店に押し入り、現金を要求。非常通報装置での警察への通報や、人質の安否確認、犯人の手がかりとなる情報の記憶との正誤など訓練した。同警察からは、犯人を検挙し被害を最小限に止めるための指導があった。

 また、特殊詐欺の未然防止にかかる声かけ訓練として、高齢者が高額な貯金を引き出しに来店した際の対応から通報するまでを確認し、防犯意識を高めた。

 訓練に参加した同支店島田裕次支店長は「日頃から非常通報装置の設置場所は支店全員と共有しているが、いざという時の素早い対応が重要。訓練で得られたことを実践したい」と話した。

 同JA保安対策本部の住田克俊本部長は「引き続き防犯意識と警戒力を高く持ち、年末・年始に向けて、気を引き締めたい」と力を込めた。

(広島市)