広島県内農業ニュース
地域の特産品を学ぼう/下蒲刈小学校
2013.10.01
県内農業
呉市立下蒲刈小学校の3年生12人は、総合的な学習の一環で、「下蒲刈のミカンについて名人に教わろう」と古くから地域で生産されているミカンについて学習した。
JA広島果実連の松浦道郎技術員が、日本でのミカン栽培の歴史や、下蒲刈地区でミカンの栽培が定着した経緯などを説明。子どもたちは、ミカンの特色や収穫時期、季節ごとに園地で行われる作業のなど、日ごろから身近に接しているミカンについての話を熱心に聞き入っていた。また、「栽培にあたり大変なことやうれしいことは何ですか」「かんきつの花の中で一番きれいな品種は何ですか」などの質問も出された。
これに対し松浦技術員は「農薬の散布は時期の見極めが難しく大変。おいしいものができたときにはとてもうれしい」「花弁が大きなレモンの花はとてもきれいです」と答えた。
授業を受けた子どもたちは、「種類ごとのおいしい時期がよく分った」「地域の中に、ミカンを作っている人がたくさんいることが分った」と、感想を話した。
(呉)