広島県内農業ニュース

むさし西条駅店オープン/地元産米を提供

2019.09.19
県内農業

 広島県でおむすびやうどんなどの飲食店を展開する老舗店「むさし」は14日、東広島市のJR西条駅構内に「むさし西条駅店」をオープンした。地産地消にこだわり、米はJA広島中央管内産を使う。同市への出店は初めて。

 店内飲食の他、弁当の販売もする。酒どころ同市西条の特徴を生かした同店オリジナルメニューも提供する。おむすびに黒ゴマをのせた「銀むすび」とうどんのセット「大銀醸」は、酒の「大吟醸」を「銀むすび」の「銀」とかけたネーミングで、地元密着を狙う。他にも、酒を使った商品の開発に取り組んでおり、商品化していく計画だ。

 米は、地元のJA広島中央の同市産を、JA全農ひろしまを通して供給する。自慢のおむすびは、選び抜いた米と塩、海苔を使い、1つ1つ手で握られる。
 むさしの浮田収代表取締役は「県内外の人はもとより、地元の多くの人に愛される店舗にしたい」と意気込む。

 JAの高藤秀信常務は「管内産米を提供する地元店舗を増やすことで、生産者と消費者を結びつけ、地産地消を進めていきたい」と話す。

(広島中央)