広島県内農業ニュース
被災から8か月。リニューアルオープン!
2019.03.12
県内農業
広島市安芸区瀬野町にある「Aコープ瀬野店」は、平成30年7月豪雨で、近くを流れる瀬野川が氾濫し、泥水が流れ込み、休業が続いていた。近隣に量販店なども少なく、地域住民は買い物弱者となっていた。災害が発生し、8か月が過ぎた1日、店舗運営などを抜本的に見直し、リニューアルオープンとなった。
店名は、「マイファームせの」。「私たちは生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋になります」というコンセプトを掲げ、JAの組合員や地域住民の「普段の食生活」に対する店舗づくりを行った。店内は、JA安芸生産者組織「活菜倶楽部」のとれたてコーナーや県内産農産物の直売コーナーなど、広島県産にこだわった生鮮品や国産原料を使用したこだわりの加工品を取り揃えている。また、毎週土曜日に広島県産食材を使った食べ方を実演販売する「せ~の!ぶちうまキッチン」や農業、収穫体験、親子料理教室などの食育活動も企画している。
利用者は「被災後、オープンを待ちわびていた。新鮮で安心・安全な商品が取り揃えられているのでとても期待している」と喜んだ。
平岡廣幸店長は「Aコープを通じて生産者の方々とお客様が価値・テーマを共有・共感できる場として、お客様と一緒になってこのマイファームせのの店舗づくりをしていきます」と話した。(安芸)