広島県内農業ニュース

被災から7か月/援農ボランティア受入れ

2019.02.05
県内農業

 三原・援農ボランティア受入れJA三原は1月26日、「平成30年7月豪雨」で被災した柑橘生産者の作業の補助のため、「援農ボランティア」と支援活動を行った。NPO法人おもろい農とJA広島果実連の仲介で「援農ボランティア」を募り、一般市民と広島大学農業サークルのボランティア活動をする学生合わせて9人が参加。瀬戸田町のレモン生産者圃場で収穫作業をした。

 支援を受けた生産者は、豪雨災害で圃場の土砂が崩れ、枯れ木などの雑木も多く流れ込むなど大きな被害を受けた。営農再開のため災害後すぐに作業を開始したものの、秋以降は柑橘の収穫作業を優先。当時の爪痕は色濃く現在も残されている。

 この日は、1日で約1.2㌧のレモンを収穫。生産者はほっとした様子だった。
作業後、広島大学の林英哲さん(21)は、「日頃農業サークルで活動しているので、農業の大変さが身に沁みて感じている。今回、農家の手伝いができて良かった」と疲れを見せずに笑顔で話した。JA三原は、援農ボランティアの受入れを試験的に継続する予定だ。(三原)