広島県内農業ニュース
緻産値消(地産地消)で組合員に寄り添うJA呉/組合員へ役員訪問
2019.01.15
県内農業
JA呉の重本貞雄組合長ら役員は8日、出荷が始まった倉橋地区のトマト生産者を訪問した。組合員や地域住民との繋がりや信頼関係を築くため、農作物や圃場の状況の確認や生産者の意見や要望を聞き取った。重本組合長は「消費者に、生産者の苦労やこだわりが込められた農産物の価値を理解して消費してもらう緻産値消(細やかな心遣いで生産したものをそれに値する価値で消費する)の意識を伝える役割をJAが担っている。生産者に寄り添って、力を尽くす』と意気込みを伝えた。
JA呉は「~もっと前進、もっと知っていただく~」のスローガンのもと、JAの事業や活動を知ってもらい、参加・参画してもらうため、事業や活動の「見える化」を実践。2017年度から広報誌の発行回数を年間4回から5回に増やした。
支店広報紙の発行にも力を入れ、全28支店中20支店が発行。JAをより身近に感じてもらうため、地域の行事に積極的に参加するなど地域との関係強化を目指し取り組んでいる。
訪問した生産者からは「若い後継者をいかに増やすかが、農業を活性化していく上で大切なこと」などの意見があった。
JA呉は組合員全戸訪問や日々の渉外活動などを通じて、組合員と積極的なコミュニケーションを図り、「徹底した話合いの実践」で食と農と地域に貢献するJAの実現に取り組む。(呉)