広島県内農業ニュース

25年ぶりのふれあい感謝祭

2018.11.06
県内農業

 広島北部・向原支店ふれあい感謝祭JA広島北部は、2016年度から進める第4次総合3カ年計画が最終年度にあたり、「安心して暮らせる地域づくりと豊かなくらし」を重点項目に掲げ、7支店に「ふれあい委員会」を設置。委員会は、地元理事や総代、女性部、産直グループなどの代表者から組織される。支店を地域協同活動の拠点と位置づけ、支店独自のイベントや教養講座を行うなど共育文化活動の展開を図り、組合員・地域との結びつきを強化する考えだ。

 JA広島北部向原支店ふれあい委員会は27日、同支店構内でふれあい感謝祭を開いた。祭りは合併前の1993年、向原町農業協同組合の「農業祭」以来25年ぶり。組合員からの要望を受け「ふれあい感謝祭」として復活した。

 来場者は約800人。会場では、向原地域女性部によるうどんや支店職員による焼きそばなどの飲食ブースに加え、輪投げなどのちびっこ広場など10の屋台が並んだ。また、農機具の展示やミカンの詰め放題など来場者を飽きさせない企画を準備した。

来場者は「高齢になり遠くに祭りへ行くことが難しかった。地元での祭りの復活は嬉しい。来年も来場したいので長生きをしたい」と喜んだ。小野支店長は「組合員や地域があってのJA。これからも必要とされるよう、地域活性化への取り組みを強化し続けていきたい」と意気込みを語った。(広島北部)