広島県内農業ニュース
ワールドカフェ開催
2018.10.16
県内農業
JA広島北部は、2019年度から取り組む「第5次総合3ヵ年計画」の策定に向けて、全職員から意見を集め、同計画への反映に取り組んでいる。今年度は「第4次総合3ヵ年計画」の最終年度。農業者の所得増大と活力ある社会の実現に向け取り組む。
10月2、9日の二日間に分けて、本店4階ホールで全職員350人を集め、“ワールドカフェ”という方法で意見を出し合った。
ワールドカフェとは、リラックスした場でそれぞれの意見が尊重され、柔和な雰囲気の中で自由に対話する方法。メンバーの組み合わせを変えながら少人数のグループで行うため、発言機会が得やすく多様な意見に触れることができるので活発な話し合いが期待できる。 話し合いのテーマに対して解決策や合意形成しない。対話を楽しむことが目的でお互いの理解を深めながら、さまざまな気づきや自由な発想、アイデアを生み出す効果が得られる。
参加した職員は1組4人のグループに分かれ「JAのいいところ」「未来へのヒント」といったテーマに沿って対話。配属部署や支店が違うため初対面の職員もいる中、活発な意見交換がなされた。
向原支店金融共済課の稲岡翔馬さん(21)は「なかなか口に出せない意見も言うことができ、楽しく有意義な時間を過ごせた」と笑顔を見せた。同JAの小田良則組合長は「初めての試みに関わらず、素晴らしい意見がたくさん出た。職員が一同に会して話し合いの場を設けたことにも意義があった。この意見を日常業務の改善にもつなげたい」と力を込める。(広島北部)