広島県内農業ニュース

ヤマノイモ生育順調

2018.09.18
県内農業

 庄原・ヤマノイモ生育順調 ほ場巡回で管理徹底 (1)3庄原市西城町で、特産品のヤマノイモが順調に生育している。生産を担う西城町山の芋生産協議会では、ほ場での生育確認や出荷前の目合わせ会などで栽培技術の向上や規格統一に力を入れている。

 同町では、1970年代に県外から種芋を導入。山の芋の生産を始めた。多い時には、30人近くいた生産者も高齢化などで徐々に減少。生産が伸び悩む中、JA庄原の職員が指導し、生産量を確保し秀品率を上げるため種芋の更新や消毒、土壌診断などを徹底している。現在は、会員6人が約25㌃で栽培している。

 5日には、生産者と同JA、県北部農業技術指導所がほ場を巡回。灌水管理や栽培状況について意見交換を行い、生育後期に向け追肥や防除などについて確認した。

 会長の近藤宏樹さん(63)は「今年は平年に比べ高温と雨が続き管理に苦労した。肥大期に入っているので、潅水と防除を徹底し良品を出荷したい」と話した。収穫は10月下旬から始まり、贈答用やお土産用として販売する。(庄原)