広島県内農業ニュース
県内広範囲で甚大な被害・西日本豪雨
2018.07.10
県内農業
JAグループ広島の広島県JA災害対策本部は9日、今後の対応策などについて協議。組合員をはじめ、人命を第一とする中で、組合員の被害状況や緊急的に対応が必要な事項などを把握し、道路網などインフラの回復状況に応じ、必要な支援を進めることなどを決めた。JA広島厚生連は7日に県からの要請を受けて、広島総合病院や尾道総合病院から災害医療派遣チーム(DMAT(ディーマット))を派遣した。JA広島信連は、JAの店舗で通帳や届け出印を紛失した場合でも貯金の払い戻しができるよう対策を講じる。
尾道総合病院では、断水が続く中、水や物資が不足する見通しなどの状況も確認された。
県内広範囲で農地の冠水や流木・土砂が流れ込んだ。JA施設も倒壊、浸水被害が起こるなど甚大な被害が発生した。JA広島北部管内では、三篠川が氾濫し、水田などに流木や土砂が流れ込んだ。県内各地のJA支店や農機センター、産直市などの施設も浸水するなど大きな被害が出た。
JAグループ広島では、6日に広島県JA災害対策本部を設置。組合員や地域住民、JA役職員の人命を最優先に行動することを呼びかけていた。
広島県JA災害対策本部の籾田清本部長は「人命が最優先。組合員や地域住民、役職員の安全を第一に復旧・復興支援に迅速に取り組んでいく」と話す。(広島)