広島県内農業ニュース
価格低減で所得の増大へ/農薬キャンペーンを展開
2018.07.03
県内農業
JA広島北部は、生産資材の価格削減に力を入れている。8月31日までの2か月間、農薬価格を割り引く特別キャンペーンを行う。JAは、2016年度から5カ年計画で「農業者の所得増大」と「農業生産の拡大」に向けて取り組み、最終年度の20年度には供給する肥料・農薬の価格を5%削減する目標を掲げる。
対象農薬は除草剤の「ラウンドアップマックスロード」と「バスタ液剤」の2種類。畑や水田の雑草が良く伸びるこの時期によく使われる。昨年より値下げし、規格に応じて定価の4%から最大で17%安くした。
JAは、昨年も同様のキャンペーンを行った。組合員からは「とても助かる」と反響を得られ、規格によっては例年の2倍の供給量となった。今年からは対象を2品目に増やし、組合員や利用者に用途に合わせて選べるようにすることで、農家の所得の増大に貢献する考えだ。
営農経済部の谷本敏昭部長は「今後も所得の増大を目指した価格低減に取り組む。組合員や利用者の力になれるよう、自己改革を着実に進める」と力を込める。(広島北部)