広島県内農業ニュース
白ネギ合同研修会/JA広島北部・JA広島中央
2018.03.28
県内農業
JA広島中央は、白ネギの一大産地化を目指し、生産と販売に力を入れている。3月20日には東広島市で生産者大会を開いた。
生産者大会では、JA全農ひろしまの担当者が、同市の農事組合法人いなきが2017年産で実証試験した排水対策を発表。土を反転させずに硬盤を破壊して透排水性を向上させる「パラソイラ」で土壌を改良した結果、10月の長雨後も順調に生育し、根張りが良く、2Lサイズの太物率が高かったことを報告した。
14年度からJA広島北部とリレー出荷して長期間の契約販売を進め、生産拡大を図っている。この日もJA広島北部との合同研修会を開き、品質向上を図るとともに、18年産に向けて生産意欲を高めた。技術の共有や栽培方法の確立を通して生産技術の向上を図った。
合同研修会では、県西部農業技術指導所の事業調整員が連作ほ場の対策について、土壌病害や病害虫の予防など栽培ポイントを説明。連作障害に対する改善策などを共有した。グループ討議では、同じ悩みを持った生産者ごとに分かれ、今年度の反省と来年度に向けた栽培管理について情報を交換した。
JA広島中央の高藤秀信常務は「安心して栽培に取り組んでもらえるよう、栽培技術の確立と生産、販売の拡大を図る。生産者の所得増大に向け、全力で支援する」と生産者を激励した。(広島中央)