広島県内農業ニュース
地元大学生とコラボしPR 地元の農産物でレシピ開発
2018.03.07
県内農業
広島国際大学医療栄養学部(呉キャンパス)の2年生9人が26日、JA呉グリーンセンターで、管内で生産される米を主に使用し、炒飯やピザ、デザートなど10品目・150食を準備し試食会を行った。同大学との連携は、栄養士を目指す大学生に県産農林水産物をPRしてもらうことで食材の価値を高めようと、広島県とJA広島中央会、JA全農ひろしまでつくる「ひろしま地産地消協議会」の活動の一環で、今年3年目。
レシピだけでなくメニュー表も考えられ、10品目の中から、A・Bと選べるプレートを用意。来場者に食べたいプレートを選んでもらうように工夫した。来場者の中には、全品食べ比べたいと再度、列に並ぶ人も多く、150食分の料理は1時間ほどで無くなった。
料理を配膳していた同大学生、佐藤未歩さん(20)は「今までにないもの、栄養面に気をつけたものを考え、完成品として出せるまで半年掛かった。今、私たち若い世代には、米離れが広がっている。米をご飯としてだけでなく、おかずとしてとらえて広い世代で食べてもらいたい」と話す。
来場した女性は、「とても美味しい。米をそのままでなく米粉にして使うとレパートリーが増える。ぜひ家でも作りたい。大学生の将来が楽しみ」と笑顔で話した。(呉)