広島県内農業ニュース
長年の思い叶い、販売開始 JA広島市レディースクラブ深川支部「パンジー深川」
2018.01.23
県内農業
2011年8月から活動をはじめたレディースクラブ深川支部のパン教室「パンジー深川」が11日から、手作りパンの販売を始めた。購買店舗内での初販売には、販売開始を待つお客さんもあり、棚に並ぶ先から次々と焼きたてパンが手に渡り、販売開始から1時間ほどで7種類130個のパンは完売した。「パン作りの上手な仲間にぜひ習いたい」という声がきっかけで始まった教室は、最初は7名から始まり、今では、メンバーも18人となった。添加物を使用せず、国産小麦で焼き上げるパンのレパートリーは増え50種類を超える。回を重ねる毎に、会員の間で販売したいという思いが募っていった。
深川支店の山田和枝支店長は、「会員のやりたいという思いに応えたかった。地域のみなさんをはじめ、多くの方に賛同いただけたことに感謝している。活動がさらに元気になれば」と、2016年の夏より地域の方やレディースクラブの会員、行政など周りの声を聴きながら施設を整え、営業の準備を着々と進めた。
支店と連携して同年夏に総代協力委員会で試食の場を設けた。製造販売の許可をとると、秋の農業祭「ふれあい広場」で販売し、即時完売の良い反応に会員は手応えを感じた。
深川支部の小池みき子支部長は、「長い間、望んでいたこの日を迎え、とてもうれしい。よろこんでおいしいと食べてもらえることが励みになる」と話した。「パンジー深川」のパンは毎月第1.2.3の木曜日、11時から深川支店の購買店舗で販売される。(広島市)