三次市東酒屋町の三次ピオーネ生産組合(19戸)で、「黒い真珠」と呼ばれる高級ブドウ「ピオーネ」の剪定作業が最盛期を迎えている。雪に覆われた35.6㌶の圃場では、組合員や家族らが、高品質でおいしいブドウづくりを目指し、剪定に汗を流している。
剪定は、新梢の棚上への均一な分布と果樹毎の樹勢を考慮しながら、風通しや日当たりを良くするため、重なり合う余分な枝や枯れた枝、生育の悪い枝を、剪定ハサミで丁寧に切り落とす。作業は2月中旬まで続く。石田博人組合長は、「作業は順調に進んでいる。今年も品質の良いブドウを作りたい」と意気込む。
組合では、7月初旬からハウス栽培ピオーネの出荷を始め、ハウス、露地栽培合わせて530㌧の出荷を計画する。
(三次)