広島県内農業ニュース

贈答用の極上「ネーブル」出荷 JA呉江能選果場

2017.12.19
県内農業

南部・贈答用の「ネーブル」が出番 本格化する歳暮商戦にむけて広島が誇る生産量日本一の特産「ネーブル」が出荷開始となった。

 県内トップを切って出荷を始めたのはJA呉江能選果場で広島市中央卸売市場では8日に初売りとなった。減酸歩合の良い早生品種を年内の贈答用として販売する企画だ。専用の化粧箱に整然と箱詰めした形態は市場や店舗関係者から評価されており、広島市内では古くから歳暮用の商材として高い人気を誇る。初荷の1.5トンはセリにかけられキロ当たり平均620円(税抜)で取り引きされた。

 同選果場の梶川時義場長は「秋口以降の好天と適度な降雨により例年にも増して高品質に仕上がっている。品質重視の出荷に心がけ贈答需要を呼び込みたい」と話す。間もなく県内他産地からも出荷が始まり4月まで販売される。今年産「ネーブル」は県全体で2090トン(前年比101%)の生産量を予定している。(広島・南部)