広島県内農業ニュース
西条柿の出荷始まる
2017.10.11
県内農業
庄原市西城町で特産の西条柿の出荷が始まった。冷涼な気候で栽培された柿は、深い味わいとまろやかな舌ざわり、さくっとした歯ごたえがあり、贈答用として人気がある。
西城町西条柿振興協議会では作業面を考慮し、主枝が開きやすく低樹高栽培に向いている「早生西条」を中心に栽培。生産者は、収穫した柿をコンテナに入れ、町内にある共同選果場に搬入。選果機で重量別に3L~2Sの6段階に分け、果表の傷やアザ、硬さなどの品質を一つ一つ手に取り目視で確認し、渋抜き用のドライアイスと共に箱詰めする。
会長の加藤進さんは「今年は、天候にも恵まれ上質な柿が収穫できている。糖度も高く種が少ないので食べやすい。多くの人に味わってもらいたい」と自信を見せる。今年は、10月下旬までの出荷を見込んでいる。
(庄原)