広島県内農業ニュース
ヒバゴンネギ出荷順調 目合わせ会で意識統一
2017.08.10
県内農業
JA庄原が生産者、関係機関と一体となって取り組む園芸重点推進6品目の一つに位置づける青ネギの出荷が、庄原市西城町で順調に進んでいる。青ネギは土耕特有の香り高い風味と、棚もちの良さ元気な根が特徴で、特に品質の良い青ネギは町のキャラクターにちなんだ「ヒバゴンネギ」のネーミングで出荷している。
生産に取り組む西城町野菜生産協議会青ネギ部会は、出荷シーズンに入ると毎月、目合わせ会を開き、規格の統一と品質向上を図っている。7月27日に開いた2回目の目合わせ会には部会員17人が参加。東部営農センター職員から販売情勢の報告を受け、青ネギを手に取りながら太さや長さの基準、色沢などの規格を確認した。また、夏場の水管理や栽培状況などの情報交換を行った。
部会では出荷数量増加に向けた取り組みとして、栽培回転数の増加や除草作業の軽減が期待できる移植栽培(チェーンポット)を利用する生産者も増えており、出荷数量は前年対比約120%と増加している。西野実部会長は「猛暑で品質低下が懸念されているが、目合わせ会を行うことで厳しい選果基準の意識統一を行い、良品を多く出荷したい」と意気込む。
(庄原)