広島県内農業ニュース
県産シークヮーサー出番/JA広島ゆたか
2016.11.15
県内農業
機能性の高さで知られる香酸カンキツ「シークヮーサー(ヒラミレモン)」が出荷が始まった。JA広島ゆたか上島選果場管内で栽培されたもので、広島市中央卸売市場では10日、40キロの果実が1㌔当たり300円で取り引きされた。
直径4㌢前後と小粒のカンキツながら鮮烈な香りと酸味があり、東南アジアや沖縄地方の料理の付け合わせとして使われるほか、アルコールやジュース原料としても好まれる。
ビタミンやクエン酸に加えて、近年は血糖値の上昇や血圧の抑制効果が期待されるフラボノイドの一種ノビレチンが多く含まれていることから機能性の高い食品としても注目されている。
広印広島青果で香酸カンキツの販売を担当する富久研司主任は「広島はレモンに代表される香酸カンキツのブランド産地として人気が高まっており、店舗や外食業から県産香酸カンキツ各品種への問い合わせが増えている。各方面に紹介して販売したい」と話す。
(南部)