広島県内農業ニュース
適期に刈り取り可能!豊平そば荷受乾燥施設開所式
2016.10.18
県内農業
JA広島市は、北広島町の豊平ライスセンター施設内に豊平そば荷受乾燥施設を新設した。ソバの荷受乾燥を同JAの豊平ライスセンターと併用しており、米の荷受けとそばの刈取り時期が重なるため、そばの適期刈取りが困難となっていた。乾燥調製・荷受場における改善要望に応え、同JAでは2016年度北広島町豊平そば荷受乾燥施設整備事業を受け、耐雪ハウス(168㎡)施設および、そば粗選機、そば粗選搬送機、石抜き機、昇降機を新設した。
13日に行われた開所式ではテープカットが行われ、同JAの吉川清二代表理事専務は「適期刈取りによる良質なソバの確保に努め、豊平ソバの栽培面積の拡大を含めた、より一層の振興に力を入れ増収を図っていきたい」と話した。
豊平地区では1988年より、ソバ(とよむすめ)の栽培を本格的にスタート。豊平の特産品として定着している。12日から収穫が始まり、これから収穫が最盛期を迎える。
豊平そば生産研究会の道川徳男会長は、「今日から稼働する施設を有効に活用し、毎年安定した収量が確保できるよう取組んでいきたい」と、50haで30tの収量を目指す。
(広島市)