広島県内農業ニュース
広島東洋カープ優勝効果でピオーネ人気
2016.09.27
県内農業
果物売場から地元球団を応援しようと発売した「広島東洋カープ応援パッケージ」のピオーネが販売好調だ。三次ピオーネ生産組合とJA広島果実連の企画で、8月中旬から始まる露地物の販売に合わせて三次市出身選手の書とサインをあしらった箱を用意していた。
同連によると今年は25年ぶりの優勝効果が大きく影響し、通常は房売りされる露地物だがマジックが点灯した8月末から箱売りされ、優勝が近付くに連れて大々的に売場を拡張する店舗が増えたという。
今期から秋季カタログギフトでの販売を展開している株式会社イズミ食品部の石元克典課長は「9月中旬で箱売りの実績が昨年対比300%を超えていた。広島を代表するブドウ産地と球団とのコラボにお客様の関心も高まっている」と話し、株式会社フレスタの河野有紀子バイヤーは「今年産は例年にも増して味が良く、好調だったカープとの相乗効果に繋がった」と評価する。販売は10月上旬までで、間もなく始まるCSシリーズに向けて市場や店舗関係者の更なる期待が高まっている。
(南部)