呉市倉橋町にあるＪＡ呉倉橋集出荷場では、７月中旬頃からエダマメの収穫がピークを迎えており、「倉橋お宝えだまめ生産部会」は、出荷作業に追われている。８月中旬まで約20トンの出荷を見込む。

　朝日が昇らないうちに収穫したエダマメを、出荷の規格にあわせて選別作業をする。脱莢したエダマメは、汚れを落とし、水温２℃の冷水に数分浸してから気温５℃の保冷庫で１晩保管し、袋に詰め、保冷車で出荷される。エダマメは夜の涼しいうちに甘味成分を蓄えるため、低温処理をすることで甘味を保つことができる。

　また、鮮度を保つために枝付きで出荷することが多いが、ここでは莢だけでの出荷を行うかわりに、鮮度を保持するフィルム袋に入れて出荷する。

　同部会の生産者、水場一彦さんは「実詰まりがよく、甘味の強いエダマメを是非消費者の方に食べてもらいたい」と自信を見せる。
　
（呉）