広島県内農業ニュース
アスパラ生産 ハウス栽培で収量増狙う
2016.07.20
県内農業
JA三次とJA三次アスパラ連絡協議会が三次市、広島県と連携し、アスパラガスのハウス栽培化を進めている。ハウス栽培による安定した収量アップが狙い。
アスパラガスはJA三次の振興作物の一つで県内一の産地。近年は高齢化による栽培農家の減少や異常気象などで生産量が伸び悩んでおり、その対策として、市や県と連携してハウス栽培を推進している。現在JA三次管内のアスパラガス生産者は134戸で栽培面積は27ha。そのうちハウス栽培面積は3.8ha。今年度は新たに0.5haが新規植栽されるなど増加傾向にある。2018年にはハウス栽培面積4.8ha(全体面積30ha)、販売金額1億5,000万円を目指している。JA三次の営農指導員は「ハウス栽培は病害虫の被害も少なく、春芽の出荷により高収益が期待できる」と話す。
同協議会は定期的にハウス栽培研修会や栽培管理指導を行うなど、収量、品質の向上に努める。
(三次)