広島県内農業ニュース
ヒバゴンネギが出荷本格化
2016.07.12
県内農業
JA庄原が園芸重点品目の一つとして生産振興に取り組んでいる青ネギの出荷が、庄原市西城町で本格化している。同町は土耕栽培の青ネギ産地で、町のキャラクターにちなんだ「ヒバゴンネギ」のネーミングで出荷。香り高い風味と棚持ちの良さが特徴。
生産に取り組む西城町野菜生産協議会青ネギ部会では、「ヒバゴンネギバーグ」など青ネギを使ったさまざまな料理レシピを活用し消費拡大やPR販売にも力を入れている。
出荷の本格化に合わせて毎月目合わせ会を実施。規格の統一と品質向上を図っている。6月に開いた1回目では、市場関係者から販売情勢の報告を受け、青ネギを手に取りながら太さや長さの基準、色沢などの規格を確認した。部会では安定した収量確保に向けた新たな取り組みとして、栽培回転数の増加や除草作業の軽減が期待できるチェーンポットを利用した移植栽培試験も始めている。西野実部会長は「部会で互いに情報を共有しながら、今年も良品を出荷していきたい」と意気込む。
(庄原)