広島県内農業ニュース

仲間と農業にやりがい/府中市上下町のグループ「キラキラ希一」

2016.06.28
県内農業

 庄原・キラキラ希一府中市上下町の野菜栽培に取り組むグループ「キラキラ希一」は、地域に耕作放棄地を増やさないことを目標に、農業を通した地域活性化を目指す。「仲間と集まって作業することは楽しく、充実感がある」とやりがいを感じている。

 グループ名には明るいイメージを連想させる「キラキラ」を使い、「希望を持って一番を目指そう」という意味が込められている。2012年に発足し、約10aの圃場でベニアズマの栽培からスタートし、今では140aの圃場でキャベツ、白菜、マロン南瓜など多品目を年間通して栽培している。JA庄原上下営農センターの指導を受けながら徐々に品目を増やし、栽培面積も拡大している。

 メンバーの7人はそれぞれの農作業の合間を縫って、キラキラ希一での活動を行う。作業中に圃場を訪ねてくる方もいるなど、活動は徐々に町内でも知られるようになってきた。代表の角勝則さん(67)は「若い方にも加わってほしい」と期待を寄せる。

 5月下旬には漬物用の白菜を出荷し、6月中旬からはキャベツの収穫が始まった。角さんは「これからも仲間とともに、元気で楽しく農業をやりたい」と意気込む。
 (庄原)